朝日新聞社は22日、イチロー氏(51)=本名・鈴木一朗=が米野球殿堂入りしたことを伝える号外を東京・新橋などで配布した。同日中に東京や大阪で計3万4470部発行する。
会社員の長谷川輝彦さん(55)は、「イチロー」の文字が目に入り号外を受け取ったという。「改めて殿堂入りはすごいと思った。納得ですよね」。WBCで期待されていたのになかなか打てない中、ここぞという場面で打ったのが印象的だという。「とにかく打ちまくって、走りまくっていた印象。記録がありすぎて分からないくらいだけど、殿堂入りはうれしいですね」
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記念にと号外を手にした会社員の伊東純一郎さん(50)は、イチロー氏と同じ愛知県の出身で年も近いことから、高校時代から応援してきたという。「本当に突出した選手。大きなけがなく野球人生を歩んでいるところがすごい。だからこそいろんな記録が出せたと思う」。今後は若い選手の育成にも期待しているという。
イチロー氏のファン歴30年で野球の魅力を伝える活動をしているという都内在住のAkiさん(51)は、2016年にイチロー氏が大リーグ通算3千本安打を達成した時から、この日が来るのを待ちわびていたという。米国に試合を見に行き「追っかけ」をしていた時期もあるといい、「今日は僕にとっても大きな1日です」と話した。
イチロー氏のすごいところは、日々努力を積み重ねていることだと感じている。「数々の名言の中でも『小さなことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道』という言葉は特に金言。自分の社会人生活でも役立っている。イチロー選手には本当に感謝しかありません」
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